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仲野太賀、高取城まつりで号令「天下を目指し放て!」 鉄砲隊が一斉射 秀長木像に「背筋が伸びた」 - 産経ニュース

11/23/2025

来年1月4日から、新しい大河ドラマ『豊臣兄弟!』が始まります。主役の豊臣秀長を演じる仲野太賀さんが、23日に奈良県高取町のお祭り「たかとり城まつり」にやって来ました。お城の近くの公園では、鉄砲隊が大きな音を立てて演武をしていました。仲野さんはその真ん中で、秀長という役について熱くお話ししました。

鉄砲の大きな音を聞いた仲野さんは、「本当に撃たれるみたいで、すごい迫力でした」と驚いていました。また、戦国時代を生きた秀長について、「昔はいつも戦いがあって、普通に生き続けること自体がとても大変だったはずです。その中で命をつないだ秀長は、本当にえらい人だと思います」と話しました。

第37回たかとり城まつりの仲野太賀

秀長のお城だった高取城にも触れ、「今回は時間がなくて行けませんでしたが、いつか必ず自分の目で見てみたいです」と語りました。

また、近くのお寺で秀長の木の像を見たことも教えてくれました。「秀長の像はとても珍しいんです。お坊さんのお話では、秀長さんがたくさんの人に好かれていたから作られたそうです。像の目の表情が本当に生きているようで、胸が熱くなりました」と感動を伝えました。

豊臣秀長の木像

秀長が眠っている「大納言塚」という場所も訪ねたそうです。「ここはとても静かで落ち着く場所でした。お兄さんの秀吉と比べて、秀長は控えめで優しい人だったんだなと感じました。ドラマを撮る前にも一人でお参りに来て、静かに気持ちを込めたことは、いい思い出です」と振り返りました。

ドラマの撮影はもう半年も続いていて、「最近できあがった映像を見たら、自分でも『すごい!』と言ってしまうほど面白い作品になっています」と笑顔で話しました。「秀長と秀吉、二人の間にあった深い物語を感じられるドラマです。どうぞ楽しみにしていてください」とみんなに呼びかけました。

最後に仲野さんは、「みんな、天下を目指して頑張ろう!」と元気よく叫びました。会場は再び鉄砲の音で包まれ、約50年ぶりに大河ドラマの舞台が奈良に戻ってきたことを、みんなで喜びました。